まだまだ台風片付けが・・・
日曜日には、みんなでお手伝いに。
その日は、秋を感じさせる肌寒さ中、片付けは順調に進んだ。手伝いに来た兄さんがトラックでやって来たので、ゴミも一気に片付いた。ワタシの車にはクワがあったので、それも重宝した。(笑)
この日ほど、男たちの頼もしさを感じた事は無かった。(笑)彼らに負けじと、スコップを持ち、散乱したガラスを救い上げるが、日頃使っていない身体には応える。
工場中に散乱したガラスを片づける。
お互いに黙々と掃除、夕方までには全て取り除いた。
おやつにと持って行ったシュークリームに、兄さんたちも大喜び、仲間を有難さを感じ温かい時間を過ごした。夜は、居酒屋の手伝いがあるので、ワタシ達にあわせてそこでお疲れ会をした。その日は、店が賑わっていたので、仕事を終了した後に話に入る。
「みんなの力が集まったので片付いた」と喜び合った。その後、どう復興するかを討論しいろんな話しになった。結局、帰宅したのは遅い時間になる。前々日も台風片付けに帰って来た同級生と、久しぶりの対面で、幼い頃の想い出話に花が咲き、午前様だった。ワタシ大丈夫って感じですが、意外と持ちこたえています。
台風から2週間近く経ち、いろんな話しが聞こえる。或る人は、「あれは台風というより、爆弾が落とされた感じだった」。頑丈に戸締りしたのに、結んだ縄が切れ、屋根が上下し中にいる人間をも吸い上げられそうになり、恐怖の時間だったと・・・
或る人は、定年しこれからは島で過ごそうと帰って来たが、今度の台風で家がめちゃくちゃになり、「修繕する金がないので子供達の下へ帰るつもり」と。「これから穏やかにこの島でやって行こうと思ったのに、なんでこんな目に遭うんだと嘆く」。
気持ちは分かる。が、「でもね、この島にずっと住み続ける人は、繰り返し繰り返しそういうのを受けながらも、ここで生きて来たんだよ」と言ってしまった。家が壊れ、農作物がやられ、それでも黙々と立ち上がる。この島に住むという事は、そういう事何だと、生意気な言葉だったかもしれないが・・・。
確かに自分の財産を失うのは辛い。又莫大なお金が必要だし、その資金をどうするのかという話しになるよね。
でも、頑張ろうよと言う言葉しかない。愛する島であれば、それしか無いと思う。
この島には、温かい空気が流れている。台風後にいろんな混乱があり、手伝いする居酒屋には食べ物を求めてお客さんがやって来た。タクシーを当てにしてお酒を呑んだが、台風の影響でタクシーが動かないとの事。こちらも焦り、何とかお客さんの足を確保しなくてはと算段するが、遅い時間なのでままならない。そうだ、民宿の車を貸して貰おうと思い付き、遅い時間だけど電話すると、快く引き受けてくれた。
民宿さきはら荘の優しい女将さんに感謝。ワタシもそういう人間でありたいと、思う日であった。
ぶるー ふがらっさ!みんなありがとう!頑張ろうドゥナンチマ!
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